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  • 不安の海に溺れたら。
  • 「絶望にとりこまれてはいけない」
    漫画家の西原理恵子さんが雑誌のインタビューで言っていた。
    がんと言われて、絶望や不安を感じなかった人はいないだろう。
    や、いるかもしれない。いてもいい。

    わたしはこれまで、何かあっても自分で乗りこえてきたと思っていた。
    だから、この病気になったときも自分で向き合っていくしかない、とは思っていた。
    確定診断を受けてから、何度も夜中や早朝に目が覚めるようになった。
    それも、ぱっちりと。
    部屋を暗くして寝られなくなってラジオをつけっぱなしで寝るから余計眠りが浅い。
    目が覚めた瞬間は、がんだと言われたことを忘れてる。
    何秒か後に診察室の風景がフラッシュバックして、あー、ホントだったんだ…と思ったら、ぱっちり目が覚めて胸がもやもやしてくる。

    睡眠時間が足りないのに、なぜか昼間は興奮してるのか、全然眠くならない。
    布団に入って、現実逃避のために本を読もうと思っても、3ページも読まないうちに寝ちゃう。
    これまで寝付きがよかったことなんてないのに、寝るのは一瞬で寝ちゃうんだけど、変な時間に目が覚めてもやもやしてしばらく眠れない、ということの繰り返し。

    A病院の初診のときに何度も目が覚めることを訴えたらいちばん軽めの睡眠導入剤、と言ってリスミーを処方してくれた。
    睡眠導入剤か…導入は自然にするんだよなあ、導入は。
    これ飲んだら朝まで寝られるだろうかと思って飲んでみたけど、やっぱり起きちゃってだめだった。

    このころは職場の人や友人にも限られた人しか話してなくて、普段通りを装って仕事してたけど、平静を装ってるのが自分なのか、不安の海に溺れてるのが自分なのかわからなくなってきて、なんかこれはやばい、と思いはじめた。
    おまけに友人のレストランで週に2回くらいお給仕の仕事を手伝ってたので、そこでも普段通りニコニコしてお皿を運んでた。
    ますますどっちが自分かかわからなる。
    いちばん気がかりだったのが、実家の母親になんて言おうかということ。
    お正月に実家に帰って言わないけないんだけど、どうやって切り出したらいいかまったく思いつかない。

    この時点では検査しか予定が入ってなかったので、どうしていいかわからなくなって、仕事の帰り道、クリニックの先生に電話した。
    「なんかよくわからないんですが、不安で夜中に起きちゃうし、どうしていいかわからないので、心療内科とかにかかった方がいいでしょうか。」
    って今思えばなんか子どもみたいな訴えをしてた。
    Dr「心療内科じゃなくて、A病院に精神腫瘍科のいい先生がいるから、明日、ブレストセンターの◯◯さんに僕から電話をするように言われたことを話して、次の検査のときに精神腫瘍科の診察を受けられるようにしてください。」

    でも精神腫瘍科ってなんだ?ってこのとき思った。
    今まで、精神的な部分は自分で乗りこえるしかないと思ってたので、あまり精神科とか心療内科には縁がないと思ってたし、たとえ診察を受けたとしても気休め程度だよね、くらいに思ってた。
    自分においては医療で精神的な部分を救ってもらうことなんてできない、くらいに思ってたんだね。
    まったく根拠のない自信というか傲慢だったね。

    このときクリニックに電話して、次の行き先を示してもらったことが、この後の治療に大きくかかわってきたのである。


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