• スポンサーサイト
  • 上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。

  • がんは素晴らしい贈り物なのか?

  • 先日,書いた「キャシーのBig C」,昨日が3回めの放送だった。
    (ネタバレしてるので,知りたくない人は読まないでね)


    メラノーマ,ステージ4のキャシーはいまだ誰にもそのことを言えずにいる。
    夫を追い出したり,庭にプールを掘ったり,息子をサッカーの長期合宿に行かせなかったり,ホームレスの兄や落ちこぼれの生徒(キャシーは教師)を招いて食事会を開いたり,ほかの人から見たら,ちょっと奇行にも思える行動の数々。
    楽しく過ごしたい,という思いのなかでも,ときどき我にかえってさみしい表情をする。
    「この時間は永遠に続かない。自分だけがここからいなくなる。自分だけ違う。」っていう気持ちなんだろうなあ。

    毎回そんなシーンが出てくるんだけど,キャシーの表情でいろんな複雑な気持ちが読み取れる。
    自分が,がんになる前だったら,全然違う感じ方をしたと思う。
    かわいそうとか,がんになるのはいやだなーとか,自分だったらこんなにはしゃいで過ごせないだろうなーとか,ドラマだからこんなに明るいんだ,とか。
    今は,全然それとは逆で,かわいそうでもなんでもないし,なっちゃったものはしょうがないと思ってるし,治療中も普通にはしゃいでたし,ドラマじゃなくても,同じような状況におかれていても明るい人をたくさん知ってるし。
    でも,キャシーと同じように,ふとちょっとみんなとは違うところに立ってるんだっていう考えがよぎって,さみしくなることもあった。

    第3回では,キャシーが患者会に行って,
    「私たちはなかまよ! みんなで乗り越えていきましょう!」って言われて,ものすごいおせっかいを焼かれて,ひいちゃうっていうシーンがあった。
    そして,「がんは素晴らしい贈り物!」と言われて
    「がんは贈り物なんかじゃない! がんになって諦めたこともあるし,息子の結婚式にだって出られないだろうし,私はひとりで大丈夫だからほっといて。」って逆ギレする。
    このシーン,半分わかるなーと思った。

    わたしは早い時期に同病のなかまができて,ほんとにありがたかったけど,もし,最初に患者会みたいなところに行って,「なかまを押し売り」されてたら,ちょっとひいてたかも。
    でも,気持ちが弱ってたから,意外とそのときはそうでもなかったかもしれないね。
    この回には「チームキャシー」というタイトルがついているので,いつの日かキャシーもなかまを見つけるんじゃないかと想像してる。

    そして,がんになってから何度も聞く「キャンサーギフト」ということば。
    じつは,まだそんなふうに心から思ったことがない。
    がんになるなんて,ほんとにいやだ。いいわけがない。
    それでも,がんになってからいいこともたくさんあった。
    自分の生き方を考えなおすことができたし,友だちもたくさんできた。
    最初は「がん」という病気を介した友だちだったけど,今ではただの友だちになった。
    いろんなセミナーやイベントに行って,世界も広がり,いろんな活動をしている人や先生方とも知り合うことができて刺激を受けることができた。

    きっとこれを「キャンサーギフト」というんだと思う。
    でも,心から素直に「がんは素晴らしい贈り物!」って言えない自分もいる。
    半分言いたい,半分言いたくない,なんか複雑な気持ち。
    まだまだ,前を向いたり後ろを向いたり,未熟なわたしでございます。
    いつか,素直に言えるようになったら,乗り越えられたってことなのかもしれない。


    「キャシーのBig C」は,テーマは重いけど,まさにアメリカンコメディという感じで声を出して笑えるドラマ。脇役がいい。
    人それぞれ,自分と重ね合わせたりする部分も違っていろんな観かたがあるので,みんなが好きかどうかはわからないけど,わたしは毎週楽しみにしている。

    ↓おもしろかったり、気がむいたりしたらクリックお願いします

    にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ
    スポンサーサイト

    コメント

    私も、がんになって、「この先わからないから、やりたいことはやろう」と今まで仕事中心だった生活を改めました。
    そのおかげで、知人がほとんどいなかった東京生活でしたが、旅を通じての知人、がんを通じての知人が多くできました。

    がんは転機にはなったけれど、それがギフトと思えることは絶対にないです。
    多くのサバイバーが「キャンサー・ギフト」とは素直に受け入れられないと思ってます。
    2015/04/16(木) 19:43:37 | URL | Bun #xtVPAbNc [編集]
    ギフトとはおもえませんね。夏のご挨拶?冬のご挨拶?、、、というイメージが強過ぎて、、、私も無理です(^^)
    きっと向こうの人は、神様からの才能の贈りもの、、、的な感じなのでしょうかね〜🎵
    来週から、補助療法としてのACが始まります。外科の彼とは半年のお別れです。でももしかしたら、向こう10年付き合うのかもしれない、、、ちょっとステキだから、ちょっとしたギフトということにしておこうかな(^^)
    2015/04/16(木) 20:16:30 | URL | hope~of-lumps #- [編集]
    Bunさん、そうそう転機にはなりましたね!

    なってよかったなんて思ってる人は絶対いないだろうけど、「よかったこともあった」っていうのはあるよねー。
    これからも楽しいことを感じて過ごしていきたいです。
    2015/04/19(日) 00:09:57 | URL | 月光 #- [編集]
    hope~of-lumps さん
    わはは。たしかにお歳暮みたいな感じですね。

    >外科の彼
    あら、それはステキなギフトかも♥

    AC、ゆるゆると乗り越えてくださいね。
    ズラは夏場は暑いのが難点ですが、意外と慣れました。
    でも、玄関入ってすぐにズラを脱ぎ捨ててましたねー。
    2015/04/19(日) 00:15:46 | URL | 月光 #- [編集]

    コメントの投稿

    • URL
    • コメント

    • パスワード
    • 秘密
    • 管理者にだけ表示を許可する

    トラックバック

    トラックバックURL:http://tsukinohikari55.blog.fc2.com/tb.php/179-4fb31c17
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。