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  • がんは素晴らしい贈り物なのか?

  • 先日,書いた「キャシーのBig C」,昨日が3回めの放送だった。
    (ネタバレしてるので,知りたくない人は読まないでね)


    メラノーマ,ステージ4のキャシーはいまだ誰にもそのことを言えずにいる。
    夫を追い出したり,庭にプールを掘ったり,息子をサッカーの長期合宿に行かせなかったり,ホームレスの兄や落ちこぼれの生徒(キャシーは教師)を招いて食事会を開いたり,ほかの人から見たら,ちょっと奇行にも思える行動の数々。
    楽しく過ごしたい,という思いのなかでも,ときどき我にかえってさみしい表情をする。
    「この時間は永遠に続かない。自分だけがここからいなくなる。自分だけ違う。」っていう気持ちなんだろうなあ。

    毎回そんなシーンが出てくるんだけど,キャシーの表情でいろんな複雑な気持ちが読み取れる。
    自分が,がんになる前だったら,全然違う感じ方をしたと思う。
    かわいそうとか,がんになるのはいやだなーとか,自分だったらこんなにはしゃいで過ごせないだろうなーとか,ドラマだからこんなに明るいんだ,とか。
    今は,全然それとは逆で,かわいそうでもなんでもないし,なっちゃったものはしょうがないと思ってるし,治療中も普通にはしゃいでたし,ドラマじゃなくても,同じような状況におかれていても明るい人をたくさん知ってるし。
    でも,キャシーと同じように,ふとちょっとみんなとは違うところに立ってるんだっていう考えがよぎって,さみしくなることもあった。

    第3回では,キャシーが患者会に行って,
    「私たちはなかまよ! みんなで乗り越えていきましょう!」って言われて,ものすごいおせっかいを焼かれて,ひいちゃうっていうシーンがあった。
    そして,「がんは素晴らしい贈り物!」と言われて
    「がんは贈り物なんかじゃない! がんになって諦めたこともあるし,息子の結婚式にだって出られないだろうし,私はひとりで大丈夫だからほっといて。」って逆ギレする。
    このシーン,半分わかるなーと思った。

    わたしは早い時期に同病のなかまができて,ほんとにありがたかったけど,もし,最初に患者会みたいなところに行って,「なかまを押し売り」されてたら,ちょっとひいてたかも。
    でも,気持ちが弱ってたから,意外とそのときはそうでもなかったかもしれないね。
    この回には「チームキャシー」というタイトルがついているので,いつの日かキャシーもなかまを見つけるんじゃないかと想像してる。

    そして,がんになってから何度も聞く「キャンサーギフト」ということば。
    じつは,まだそんなふうに心から思ったことがない。
    がんになるなんて,ほんとにいやだ。いいわけがない。
    それでも,がんになってからいいこともたくさんあった。
    自分の生き方を考えなおすことができたし,友だちもたくさんできた。
    最初は「がん」という病気を介した友だちだったけど,今ではただの友だちになった。
    いろんなセミナーやイベントに行って,世界も広がり,いろんな活動をしている人や先生方とも知り合うことができて刺激を受けることができた。

    きっとこれを「キャンサーギフト」というんだと思う。
    でも,心から素直に「がんは素晴らしい贈り物!」って言えない自分もいる。
    半分言いたい,半分言いたくない,なんか複雑な気持ち。
    まだまだ,前を向いたり後ろを向いたり,未熟なわたしでございます。
    いつか,素直に言えるようになったら,乗り越えられたってことなのかもしれない。


    「キャシーのBig C」は,テーマは重いけど,まさにアメリカンコメディという感じで声を出して笑えるドラマ。脇役がいい。
    人それぞれ,自分と重ね合わせたりする部分も違っていろんな観かたがあるので,みんなが好きかどうかはわからないけど,わたしは毎週楽しみにしている。

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  • この痛みは老化なのか?
  • からだのどこかが痛いと,これまでなら筋肉痛とか寝違えたとか、酔っぱらって知らないあいだに打撲した? とかぐらいにしか考えなかったけど,乳がんに罹ってからは,もしや骨転移? なんて思ってしまう。
    そうは思わない人もいるだろうけど,やっぱり,ほとんどの人は一度はドキッとするんじゃないだろうか。

    思い返せば確定診断を受けた後,もともとひどい肩こり持ちだったけど,肩のあたりがものすごく痛くて,これはもうなにか悪いことが起こっているに違いないと思った。
    最初の検査で骨シンチをやっていたので,その結果を聞いたところ,とくに問題なし。
    「でも,先生,これまでにないくらいものすごい肩のまわりが痛いんですよう。」
    「でも,骨シンチになにも出てないよ。」
    と言われ,結局,湿布を出してもらって,帰ってきた。
    遠隔転移がなかったのにはホッとしたけど痛いのは痛い。
    しばらく湿布でようすをみてたら,いつの日か,ひどい痛みとつらさからは解放されていた。
    肩こりは今でも慢性的にあるけど。

    今思えば,あれはストレスからくる肩こりのひどいやつだったのかなあとも思う。
    うつ病でも肩こりの症状が出るっていうし。
    (実は骨にも画像に映らない病変があったけど,抗がん剤で軽減したとか?…みたいに考えればいろいろ妄想が進むので,悪い妄想はしないことにした。してもなんの得にもならないし。)

    先日書いたモンドール病は一時に比べたら,ひきつれも痛みもずいぶん軽減したように思う。
    やっぱり,自然に治ってくるものなんだね。
    私の場合は痛いと思ってから3か月くらい。

    リハビリに通い続けた五十肩はようやく治ってきたみたいで,今はほとんど腕も元通り上がるようになってきた。
    これは1年かかった。
    長かったけど調べるとだいたいそのくらいかかるものらしい。

    痛みといえばフェマーラの副作用で,起き上がったり,立ち上がったりするときに起こる関節などの痛み。
    今年の8月で服用して2年経つけど,なんかちょっとずつひどくなってる気がする。
    おばあちゃんたちが立ち上がるときに「いててて」って膝を押さえながら立ち上がるけど,まさにあんな感じ。
    おばあちゃんの気持ちがよくわかった。
    最近ではふつうに歩いていて,階段を降りるときも痛いし,椅子から立ち上がって歩き出すときもつらい。
    あと,半年くらい前から,朝起きると手の指がこわばっていて痛い,とか。

    ちょっと困るのが左手首の痛み。
    術側の右側をかばうので,起き上がったり,立ち上がったりするときに左手首をつくのと,カバンを左で持つようになったのもあって,左手首を酷使してることからくる痛みのような気がする。

    あとは,ときどき感じる再建した胸の痛み。
    これもよくあることらしいので,まあしょうがない。


    私はときどき1日10キロくらい歩いたりするんだけど,その後,腰のあたりや膝,足が痛くなることがあって,こういうのはやっぱり一瞬ドキッとする。
    このあいだ,看護師の友人に聞いた話だと,痛みが2週間続いて,それがだんだんひどくなってきたらまずいけど,そうでなければあんまり心配する必要がないとのこと。

    これまでなかった痛みって,たぶん「老化」の痛みなんだよね。
    抗がん剤1回めで見事にきれいにきっちり生理はとまったし(それまでは25日周期で正確にあった),年齢的にもあれだし,おまけに女性ホルモンも強制的に薬で減らしているわけだし,いろいろ変化もあるよなあ。
    ほんとは老化とは言いたくないけど(70歳くらいになってから言いたい),人間は誰でも成長期を過ぎたら日々老化しているわけなので,もう老化でいいや。
    同年代の人よりはちょっと早いかもしれないけど。

    それはそれで受け止めて,こころは老化しなければいいのだ! と思うことにした。
    日々の関節痛とつきあいながら,からだの声に耳をすませ、なんでもがんと結びつけないで,こころは老化せず!
    (薄っぺらい標語みたいですみません・笑)


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  • さようなら。でも,また明日。
  • 昨夜,年下の友人のお通夜に行ってきた。
    とてもかわいくて,ほんとうにいい子で,頭がよくて,会った人だれもが好きになるような女の子だった。
    3回くらいしか会えなかったけど,その3回はとても大事な時間だった。
    治療中にもかかわらず,いつも元気で笑顔で,明るくて。
    きっとつらかったと思うけど,「つらい」とか「しんどい」という言葉は1度も聞かなかった。

    昨日,はじめて思った。
    がんってなんなんだろう。
    がんが憎い,悔しい。自分でも驚くくらい強く思った。
    自分が,がんになったときは「なぜ自分が」とか「なぜ自分だけが」とか不思議と思わなかった。
    がんになったのには「なぜ」なんてないと思っていたし,生活習慣もあるだろうけど,確率の問題だと思ったから。
    神様が操作するわけでもない。
    だから,たまたまなってしまった,ということだと思う。
    でも,友人のこととなると,なんだか違うね。
    「なぜ彼女に」「なぜ彼に」…と思ってしまう。

    この世を去ったあとのことは誰にもわからないけど,何人もの友人たちとお別れする機会があると,なんだかどこかにつぎのステージがあって,この世で縁があった人とは,またなんらかの形で再会できるような気がしてきた。
    根拠はないけど。
    なんとなく。

    だからとりあえず,今日の日はさようなら。
    でも,またいつかの明日!


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  • やっぱり血管炎(モンドール病)だった。自然治癒を待つのみ。
  • 先日,3か月ごとの検診でクリニックへ。

    Dr「調子はどうですか?」
    「調子はいいですー。」
    Dr「じゃあ,触診しますね。」(治療スケジュールは,6か月に1度,エコー,1年に1度,胸部X-P,エコー,マンモグラフィー,血液検査,骨密度。それ以外は触診と投薬のみ)
    体重が増えたうえにパツンパツンのジーンズを履いてきたから,おなかの肉がはみ出てるし…失敗したと思ったけどあとの祭り。
    でも,そこには触れられず(運動してる?って聞かれると思った),「乳頭乳輪はつくらないの?」と。
    「うーん,もう1度手術するのいやだし,裸で歩くわけじゃないからとりあえずいいかと思って。」
    Dr「まあ,温泉行くときくらいだよね。(再建は)きれいにできてるよ。じゃあ,フェマーラ出しときますね。」
    と,なにもなければこんな感じで毎回わりとあっさり終わる。

    たいてい私が,「手術したあとの骨のところあたりがときどき痛いんですけど」とかプチ不調を訴えると,そのあたりを見てくれて「心配ないです」という感じ。
    自分もほぼ心配ないとは思いつつ,一応確かめたいので,なるべく簡潔に一問一答できるよう,あらかじめなにを聞くかシミュレーションしておく。
    (ほんとはゆっくり聞きたいときもあるけど,ほんとに問題があったらいやでもゆっくり時間をとってくれるだろうと思うからまあいいや。)
    でも,毎回,いくつか聞くの忘れるんだよなあ。
    今回は,以前婦人科で調べた卵巣がんの腫瘍マーカーが微妙に基準値超えしてたことについて聞こうと思って忘れた(婦人科で問題ないだろうといわれてるから大丈夫だとは思ってるけど)。
    あと,左手首の痛み。でも,これは老化だな,きっと。

    また別な機会に書くけど,今,ドグマチールという胃薬を飲んでいて,それは「高プロラクチン血症」になると聞いた。
    それなんだ? 思ったら,乳腺に関連して乳房がはったり,分泌物が出たりするらしい。
    それって,なんかホルモン性乳がんにはやばそうじゃない?(と素人は考える)
    それについて聞いたら,「高プロラクチン血症」は乳がんと関連性はないので,大丈夫とのこと(薬をもらっているクリニックでも,たぶん大丈夫だけど,念のため乳腺のドクターに確かめてねって言われた)。
    自分でネット検索しても,因果関係があきらかになっている表記は出てこなかった。
    むしろ「関連性はないかも」っていう結果が出てきたので,たぶん大丈夫な気はしたけど,やっぱりちゃんと確かめたくなるよねえ。

    そして,気になっていた手首から肘にかけてのつっぱりと痛み(かなり痛い)。
    1週間くらい前からピーッと硬いスジができてきた。
    Dr「血管炎だね。」
    「モンドール病っていうやつですか?」
    Dr「とくに手術するなどの方法はないし,徐々によくなっていくからこのままで大丈夫。」
    予想通りの結果だった。
    腕を伸ばすと結構痛いけど,普通に生活するのは,ちょっと気を付ければ問題ない。
    そのうちよくなるでしょう。
    と思っていたら,今日はあまりつっぱらなくなった。痛みも減ってきた気がする。
    1月ぐらいに痛くなりだして,3か月くらいで軽減しはじめた感じ。

    モンドール病は「病」ってついてるから病気みたいになっちゃってるけど,これは症状なので「病」っていうネーミングはふさわしくないって南雲先生が「乳癌百話」で書いてたっけ。

    もやもやすることも,そこそこあるけど,ぶーぶー言ったり嘆いたりしても治ることはないので,忘れるときは忘れて日々を楽しく,過ごしていきましょうかね。
    あ,あと体重減らさなきゃ…。


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