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  • 芸能人も一般人も,がんを公表する義務はないのだ。
  •  海老蔵さんの奥様のことは,ほんとうにそっとしておいてあげてほしいと思うので,あまりブログにも書かない方がいいと思ったんだけど,一度だけ。
     みなさんも書いてるけど,今回のことは,もう本当にマスコミに対して腹立たしい思いがした。極秘で治療していたにも関わらず,スクープかのごとく「進行がんで治療中」という一報を出してしまった。
     こんなのスクープでもなんでもないよね。隠しておきたいプライベートをほじくり出して,「視聴者のみなさまに伝えるのが当然だ!」みたいな会見はなんなんだって思ったよ。

     治療内容もステージも,治療のようすも言う必要ないし,聞くことじゃないし。
    それに対して,怒りもせず,真摯に受け答えしていた海老蔵さん,これまでのイメージと違って,すごくかっこよかった。
     海老蔵さんは,ただでさえつらいだろうし,子どもたちはお母さんといられないことで十分傷ついている。これ以上,傷つけてどうする。
    日刊スポーツだったかのWebニュースの見出しは酷かった。
    「進行性乳がんと海老蔵認める」認めるってなによ,犯罪じゃないんだから。

     病気をまわりに公表することが,その人にとっていい場合もあると思う。北斗さんなんかは,いろんな意味で公表してよかったんだろうし,本人も望んでのことだから問題はない。(それなら,正しい情報を発信してね…と言いたい気持ちはあるけど。北斗さんのブログを読んでないし,発言も聞いてないから,もしかしたら今は正しい情報発信をしてくれてるのかもしれない。)

     これって,芸能人だけじゃなくて,一般の人にも言えることだと思うんだよね。
    たとえば,法的には履歴書に病気のことを書く必要はない。
    (ただし,会社は社員の健康管理をしなければいけないので,伝えておくことが望ましいらしい。:社労士さんに聞いた。)

     がんを公表することで,周囲のいろんなことがうまくいく人もいれば,逆効果になるので言わないという人もいる。
    わたしは,絶対に誰にも言わないわけじゃないけど,全員に言うわけでもない。直接会って,この人なら話してもいいかと思う人には話してる(おしゃべりな人はNG・笑)。
    SNSなんかでは公表してない。めんどうだし,世界中に公表しなくてもいいと思ってるし。
    職場でも,特定の人にしか言っていない。
     これだけ,がんになる人が増えても,まだまだ特別な病気として悲劇的に扱われるので,親戚のおばちゃんとか田舎の同級生には言わないようにした(あっというまに尾ひれがついて広まる)。あとでバレたときに「みずくさい」と怒られるだろうなあ。

     日常的には,がんのことは忘れていたいのに,がんのことを知っている人にひさしぶりに会ったら「大丈夫?」とか「元気?」とか言われるのがイヤなのもある。そんなときは「病気になる前より元気です。」と答えるけど(フェマーラの副作用のことはおいといて)。
     一般人だっていろいろ思うんだから,好奇の目にさらされる機会が多い芸能人(しかも以前のように表舞台には出ていない)だったら,余計そう思うんじゃないかな。

     一歩一歩進んでいる医療で奥様の治療がうまく言って,平穏な日々を過ごせますように。
     マスコミがこれ以上,暴挙を働きませんように。普通に旅行に行かせてあげて。
     SNSで発言したり,ブログに書くとマスコミが「一般人に興味があるネタ」と思って,いつまでもしつこく追いかけそうなので,この件は以上にします。
    (わたしひとりがそうしたところで,どうということはないのですが,そっとしておきたい場合は,賛同も反論書かないほうがよいのかも。)


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  • 11月のゆううつをふきとばす


  • ちょうど3年前のいまごろ、胸に鶏卵大のかたまりを見つけて、これはマズイと思っていた。
    「良性」という答えを探って、インターネットで検索しまくっていたのもこのころ。
    どう検索しても良性ではなさそうなので観念して、散々迷って行くクリニックを決めた。

    思い返しても、この頃がいちばんイヤだったなー。
    生検は怖かったし(2回もやったからどういうものかわかって怖くはなくなったけど、もうやりたくないなあ)、結果はしばらく出ないし、インターネットを見れば見るほど悪いことしか考えられなくなってた。

    あのころは、ずっとそんな気持ちが続くのかと思ってたけど、そんなことはなかった。
    12月に確定診断を受けて、年明けくらいまでは、よく寝られなかったし、気持ちも不安定だったけど、年が明けるころには不思議と受け止められるようになっていた。

    全部、検査結果が出てなかったから不安は不安だったけど、それでもクリニックの主治医や手術を受ける病院の担当医とやり取りしたり、友だちに会ったり、実家に帰って普通に過ごしていたりするうちに不思議と受け止められるようになってきた。

    わたしは、わりとどんな環境にも馴染むほうだけど、さすがにこのときは立ち直れないかと思った。でも意外とそうでもなかった。
    人間て不思議。

    でもやっぱり、この季節になると11月の空気感で、なんとなくあのしんどかった感じを思い出してちょっとつらくなる。
    夏が好きなので、もともと寒くなる季節はにがてなこともあり、一瞬だけどちょっと心がみだれるのよね。

    まあでも、せっかく紅葉もきれいな季節だし、過去のことで心をみだしてもしょうがないので、楽しくやりましょうかね。
    ゆるんできた生活を見直す時期、くらいにとらえて。
    たぶん、年月が経てば思い出すことも減ってくるはず。


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  • 生稲さんのカミングアウト
  •  最近,私のまわりにも乳がんに罹った友人がいたり,芸能人でもカミングあうとする人が何人か。昨日は,生稲晃子さんのことをYahooニュースで見かけた。この人,おニャン子の人だっけ?
    「5年の闘病云々」という見出しを見て,またマスコミが大げさに書いてるんだろうと思ったら,そうではなく,局所再発が2回あって再建も含めて5回の手術をしたとか。そっか,それはたいへんだったね。

    ニュースの一文に

    「退院の翌日にインタビューに応じてくれた生稲は、血色もよく、テレビで見るとおりの元気で明るい印象だった。病の影などはみじんも感じさせない。彼女にとって、この4年8カ月でもっとも苦しかったのは、人に話せないことで、同じ病気の人たちと思いを「共有できなかった」ことだ。」

    というのがあって,ほんとこれはつらかったんじゃないかと思った。
     わたしは,治療をはじめたころに幸い同病の人たちと会うことができ,気持ちを共有できたことで,前向きに治療に取り組むことができた。
    彼女たちとの出会いはほんとうに大きかったし,今でもものすごく感謝している。

    同病の人と出会えたのは,自分が情報を集めて積極的にそういう場に出かけていったということもあるけど,病気のことを話せる環境にないと,そういう場所に出向くのもむつかしい。芸能人だったり,家族や自分の事情で病気のことを隠しておかなくてはならない人だったりしたら,気持ちを同病の人と共有することができない。

    もちろん,共有なんてしなくても大丈夫という人もいると思うので,全員がそうでなくてもいいけど,もし,ひとりでつらい思いをしている人がいたら,思い切って同じ経験をした人たちが集まる勉強会やセミナーに参加されてみたらいいと思う。
    あるプログラムで知り合った友人は,「5年たってやっと人に話せるようになってこういう場所に来られるようになった。みんなと知り合えてよかった。」と言って,最近は乳がん患者をサポートするボランティアに参加してがんばっている。

    乳がんになって出会った友人たちは「同病相憐れむ」なんてことはまったくなくて,「病気の話もできるふつうの友だち」になった。
    先日,乳がん罹患者の共通の友人を通して知り合った人は,全然関係のないところで共通の知り合いはいるし,音楽や映画,文学,漫画の話など,びっくりするほどマニアックでインディペンデントな話ができる人だった。まだ2回しか会ってないのに,ずっと知ってる人みたいな感じ。
    キャンサーギフトという言葉はあんまり好きではないけど,たしかにこれまでにもいろんな人との出会いはギフトだったなあ。

    「でもこれからは違います。言葉は悪いかもしれないけど、せっかく生きるか否かの病気になったのだから、私の体験がひとりでも多くの人の参考になれば。勇気を持ってもらえたらと思います。温泉番組なども、依頼があれば出たい。たとえがんにかかっても、これだけ元気に働けるんだということを見てほしいんです」

    生稲さんのこのことば,すごくよくわかる。
    大きなことはできないけど,自分が元気でふつうの生活を送っていることをまわりに知らせるのも,自分がこの病気になったひとつのちいさな理由なんじゃないかと思ってる。


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  • 友人の選んだ治療法に思うこと
  •  がんではないが,友人が免疫系の病気に罹った。その病気自体はポピュラーなもので,その病気そのものではたぶん死に至ることはないけど,痛みがあってやっかいなものだと思う。
     最初は四十肩といわれていたけど,治療してもなかなか治らなくて,何件か病院を巡って原因がわかったとのこと。はっきりしたことはわからないけど,その病院は漢方だか代替療法の病院みたい。ステロイドなどの薬はまだ飲まないで,食事や生活習慣で免疫力をアップする?療法を行っている。

     そこでは,小麦や砂糖が原因なのでやめるように言われたらしい。でも,お酒は止められなかったとか(アルコールはいいのか?)。
     ひさしぶりに会って話していたら,小麦をやめることで,その病気の症状がよくなったわけではないけど,花粉症は軽減したと言っていた。
     で,「小麦は,がんにもよくないんですよー」と言われたので,「ふーん」と言ってスルーした。そしたら,そのあともう1回言われたけど,またスルーした。

     彼女には,わたしが抗がん剤をはじめる前に「抗がん剤はあんまりやらない方がいいみたいですよ」と言われたことがあるので,なにかしら標準治療に疑問を持っている人なんだなあと思ってた。
    あるとき「日本の医療って,対症療法ばかりで根本的に直すことを考えていないからダメだ」みたいなことを言っていて,
    「いやいや,それは根治療法が確立されていない病気は,対症療法しかないからしょうがないよ。風邪だって対症療法だよ」って答えたんだけど,彼女が標準治療に疑問を持つのは,医療不信からくるのかと思った。

    ただ,その病気は,昔よりいい薬が出てきてずいぶん状況はよくなったみたいだけど(以前,その病気の専門病院で少しだけ働いていたことがある),ずっと薬を飲み続けなくてはいけないようなので,たしかに若いうちから何十年も,ステロイドや痛み止めを飲むのはいやだろうと思う。もし,自分がその立場でもそう考えると思う。

    最近は,爪もみをはじめて,ドクターからは陶板浴を勧められたらしい。
    陶板浴ってなんじゃらほい。岩盤浴とはちがうのか? ぜんぜんわからん。

     彼女の病院がどこかわからないけど,勝俣先生がおっしゃっているインチキ治療の見分け方を伝えておいた(これは,がんの治療に関してだけど,どんなものにも当てはまると思う)。
    http://nkatsuma.blog.fc2.com/blog-entry-183.html

    1.○○免疫クリニック、最新○○免疫療法
    2.○○%の患者に効果
    3.体験談、良く効いた事例が載せられている
    4.保険が効かない高額医療
    5.奇跡の○○治療、末期がんからの生還
    (勝俣先生のブログより)

    大金を要求されたり,陰謀論(利権をもった医療業界の薬剤会社などの悪人が,薬を不要とするすばらしい治療を広めないように私の治療法を阻止している,とか)を語り出したりしたら気を付けてね,と。

    私は,目に見えないものや確立されていないものに効果がまったくないとは思わないけど,自分の命をそこだけにかけるのはちょっとリスキーだと思っている。
    標準治療を行ったうえでの補助療法としてなら,爪もみも冷え取りもいいと思う,ということは私の気持ちとして彼女に伝えた。実際,わたしも靴下何枚も履いてるし。それで冷えなくなって快適だし。気功もヨガも好きだし。
    爪もみっていうのもやってみたけど,あれはどういう効果なんだろうね? ツボ? 悪くはなさそうだけど,劇的になにかを改善してくれるのだろうか。してくれるとしたら,それはすごいし,やってみたい(揶揄しているんじゃなくて本気でそう思う)。

    友人が納得して今の治療を続けているようなので,それはそれでいいと思うけど,足を引きずりながら,痛そうに歩いている姿を見ると胸が痛む。
    今の治療で効果が出てくれたらほんとうにいいと思う。たしかに若いうちから薬を飲み続けるのに抵抗を感じるのは私も同じだ。
    爪もみとかそういうのがゲートになって,治療費と称して大金をふんだくられたり,治療が後手にまわったりしないことを祈りたい。


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  • その人の気持ちや状況を想像した言葉を(自戒をこめて)
  • 今日、サバイバーの友人からFBでシェアされたブログ。
    とてもいい内容で改めていろいろ考えさせられたので、ここにもリンクを貼っておきます。

    香西慶子のオフィシャルブログ
    私からのお願い

    最近の報道でSNSも喧しく、

    「体を温めればがんは治るよ」
    「そりゃあワインを1日に〇ml以上毎日飲めば肝臓がんになるさ」
    「マンモで乳がんになるんですって」
    「私は抗がん剤しない派です」  
    「大切な臓器をとるなんて。無駄な臓器は一つもない」(以上引用)

    など、無責任な言葉がたくさんシェアされていることについて、ご自身も2014年に子宮体がんの治療をされた経験を交えて、優しい言葉でつづっています。

    がんになったことがない人からの無責任な言葉はときに傷つく。
    同じ経験をした人からの言葉でさえ傷つくことはある。

    こんなことを言うと身も蓋もないのだけど、やっぱりがんになってない人には、がんになった人の気持ちはわからないと思う。
    それは、私がそうだったから。
    わたしも自分が、がんじゃなかったら同じようなことを言ってたかもしれない。
    無知で無責任で無遠慮なことを。

    だから、「抗がん剤なんてしない方がいいよ」と言われたときも、「○○を食べるのはよくないよ」と言われたときも、(わたしは短気なので)カチンときたけど、3年前の自分だったら同じようなことを言ってたかもしれないって思ったら、傷つかなかったし腹も立たなかった。
    最近はそういう人には、自分はこれだけ調べて、主治医のことを信頼して納得して治療を受けている、と言うようにしている。
    人によってはめんどうだから、適当にお茶を濁してしまうときもあるけど。

    そういえばSNSで、スキルス性肝がん?が民間療法で治った人のブログとか、健康診断なんて受ける必要ないとか、WHOでは抗がん剤を禁止したとか(デマ)、蜂の毒から抗がん剤が開発されて、自然のものだから安全!(タキサン系はイチイからできてるんですが)とか、いろいろへんなのが流れてくるなあ。
    今ならへんだとわかるけど、3年前なら「なるほどー」って思ったかも。

    でも、がんになったからといって、すべての同病の人の気持ちがわかるわけじゃない。
    気付かないうちに、わたしも誰かを傷つけていることがあると思う。

    この件にかぎったことではないけど、相手の状況や立場や気持ちを想像して話すことは、とても大切だと改めて感じた。
    (このところの騒動のこと、最近、同病の人に言われた驚くような発言も含め)
    今日のエントリーは自戒もこめて。

    特に引用はしないけど、リンクを貼ったブログ、ぜひ読んでみてください。


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