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  • ちゃんと伝える/園子温。
  • 園子温の映画は何本か観てる。
    「冷たい熱帯魚」とか「愛のむきだし」とか「恋の罪」とかとか。
    これらの映画の情念、暴力、情愛、狂気などのイメージとは印象が異なる「ちゃんと伝える」がBSで放映されていた。

    以下に映画のネタバレするので、内容を知りたくない人は読まないでくださいね。



    厳格な父ががんになって、おたがい歩み寄ることで心が通うようになり、「なおったら湖に釣りに行こう」と約束する。
    数日後、自分が父よりも進行したがんにかかっていることがわかり、もしかしたら、自分の方が先に死んでしまう可能性があることを悩む主人公。

    がん患者を描いているけど、いわゆる「つらい、かわいそう」という闘病を描いているわけではない。
    主人公は、普段と変わらず仕事に行き、恋人や友だちに会い、父の病院に行き、日々を淡々と重ねて行く。
    父親が亡くなるまで、誰にも自分の病気のことを告げられなかったけど、最後に恋人に「ちゃんと伝える」ところで終わる。

    自分の病気について悩む姿も、よくあるテレビ番組や映画のように大げさだったり、暗いものではなく、恋人に「もし俺が、おやじみたいにがんだったらどうする?」「結婚してないし、別れるかな」みたいな会話が、逆にリアリティを感じた。

    確かに、実際すべてが淡々と進んでいくような気がするんだよね。
    テレビドラマみたいなおどろおどろしい音楽も鳴り響かないしさ。
    自分以外のところは何もかわらず普通に進んでいくわけで。

    がん患者を描いているけど、つらい、苦しい、怖い、悲しい、かわいそう…を描かない映画。
    がんを経験した人にとっては妙にリアリティを感じる映画だと思う。
    わたしも親に話すことについて、いちばん悩んだもんなあ。

    やたら前向きだけでもなく、かわいそうなだけでもなく、感動させようともしていなく、観る人にとっては物足りないかもしれないけど、わたしはじんわりといい映画だったんじゃないかと思った。


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