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  • 2014.08.30 がんと共に働く 知る・伝える・動きだす 第2回意見交換会(中小企業編)、そして自分の仕事のこと。
  • 「がんと共に働く 知る・伝える・動きだす」の意見交換会、中小企業編に行ってきた。
    国立がん研究センターと日経BP社が行っている取り組み(であると思われる)。

    以前、この取り組みにかかわっている人から、私が抗がん剤治療を受けながら勤務していたことについて、話を聞かせて欲しいということでお話をしたことがあった。
    患者サイドだけではなく、企業サイドからも前向きな話を聞きたいとのことだったけど、私の場合、職場の全員にカミングアウトしていなかったから、ちょっと当てはまらないかと思った。

    「抗がん剤治療を受けながら勤務していることを隠していた」ので、どちらかというと後ろ向きかも。
    そんなに親しくないような人に気を使われるのがイヤだと思ってたし、いろいろ聞かれるのも面倒だったから(おしゃべりおばさんみたいな人ってどこにでもいるしさー)、結局、カミングアウトせずじまいで、ほとんどの人が今でも病気のことは知らないはず。
    結果オーライなので、なにごともなかったわたしの場合はそれでよかったと思ってる。
    つらいときに助けてもらえなかったから凹んだけど、自分で決めたことだからしょうがない。

    意見交換会は、自分の事例を発表する人がいて、その事例について企業の代表、医師、社会保険労務士、医療従事者が意見を交わすというもの。
    私は、そこに参加した一般の患者や企業の人たちが活発に意見を交換するんだと思ってたら、そうでもなく、パネルディスカッションのようなものだった。
    どちらかというと、話を聞きに行ったって感じでちょっと拍子抜け。

    事例は、卵巣がん、薬局務めの女性で社長や同僚などの協力を得て、勤務時間を調整してもらったりして、抗がん剤を乗り越えたという確かに前向きで明るいもの。
    その事例に沿って、がん患者が働きやすい社会にするためにはどうしたらよいか、ということをパネラーのみなさんが意見を出しあっていく。

    この女性の場合、本人の仕事に対する姿勢や企業の理解(薬局なので病気を理解してもらいやすかったと言ってた)もあり、とてもうまくいった例だと思う。
    でもなー。実際どうなんだろう?
    何日か前のニュースで、がんに罹患して仕事を辞めたっていう人が40%台くらいいなかったっけ?
    確かに前向きで明るい内容で、それはそれでよかったんだけど、実際はうまくいかなくて悩んでる人の方が多いんじゃないか、うまくいかなかった事例も同時に取り上げてもよかったんじゃないかと思ったんだよね。
    こんなよい事例があるので、そこに近づけていくにはどうしたらよいのか、っていう主旨だとは思うんだけど。
    ちょっと鼻白んで会場を後にしたのだった。
    あと、わたしもせっかく行ったので意見交換したかったよー。

    そして、大企業、中小企業とあったら非正規雇用の回も設けてほしい。

    実は、わたしは非正規雇用(派遣社員)として勤務していたんだけど、1年9か月を経過したこの夏で正社員として採用された。
    ほんとはすぐにでも、「サバイバーだって正社員になれた!」ってこのブログで報告したかった。
    もちろん、認めてもらえてうれしかったし、生活も安定するし、万々歳なんですけどね。ですけどね。
    同じ部署の人が、ちょっとオツムがどうにかしている人で、突然、攻撃をされるようになって毎日ストレスを受けていて手放しで喜べない状況。
    その人のことは社内全員がオカシイと思っているけど、だからといって辞めさせるわけにもいかず、お荷物状態で、そんな部署で採用されて、ただいま部署変更を強く願っているところ。
    まあ、いいことばかりはありゃしないのですね。



    でもでも、サバイバーだって派遣社員→正社員になれないわけじゃないって事例のひとつになれたことはうれしい。


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  • テレビ番組のコメントは1年前の自分のことばだったかもしれない。
  • 先日書いたテレビ番組のテリー氏のコメントのこと。
    あれは去年の今頃(正確にはおととしの12月ぐらいまで)のわたしだ、と思う。
    さすがに「普通の人は病気になったら何もありません」とは思わなかっただろうけど、1年前なら違和感を感じただろうか?
    彼のコメントにひっかかることもなく、スルーしていたかもしれない。

    それ以前に、がんを知る前にあの番組を見たら、がんはこわい病気だっていう印象しか持たなかったし。
    それまでも「がんというのはおそろしくて、自分がなってしまったら自分のすべてがそこで終わる」と思ってたのは間違いない。
    (まあ、おそろしい病気には違いないけど)
    今思えば、同年代でがんになっても普通にしている人はまわりにいる。
    (20代で亡くなってしまった若き友人もいたけど。でも彼はステキに生きていた。)
    そういう人がいるにもかかわらず、自分がなってしまったら「がん=人生強制終了」みたいなふうに思っていたのはなんの刷り込みだったのか。
    実際、がんかもしれないと検査を待っているあいだは、もうすぐ死んでしまうんんだ、自分は…って思ってたもんなあ。

    先日、読売新聞の「医療ルネッサンス」の取材で、わたしは抗がん剤治療中でも副作用を薬でコントロールしながら仕事を続けることができたので、偏見を持たないで受け入れられる社会になってほしいという話をしたんだけど、これは自分が体験してわかったことで、1年前ならどうだっただろうか?
    もし同僚が抗がん剤治療をすると言ったらなんて言っただろうか?
    たぶん、「そんなたいへんな治療をするのに休んだ方がいいよ」って言ってたと思う。
    もちろん休職ができる職場なら、その選択もあるし、わたしもそうしてたかもしれない。
    残念ながら派遣社員に休職はない。
    何か月も仕事に出られないなら契約はそこで終わり。

    最近、偏見を持っていたのは自分だったんだってことに気づいた。
    偏見、というより「無知」だよね。
    なーんにも知らなかった。

    だから、件の発言を聞いたときも、あー、世間の認識ってやっぱりこんなもんなんだよなあと思った。
    がんになったら、なにもできなくなってベッドに横たわって終わってしまう、みたいなイメージなんだろうね。
    ま、自分がこうなった今、そんなのちゃんちゃらおかしいイメージなんだけど。

    以前、就労に関するワークショップに出て「がんになったら働けない、っていうイメージを変えるにはどうしたらいいでしょうか?」って質問したときに、社労士さんから「みなさんが元気に職場で働いている姿を見せることだと思います」という答えをもらったのを覚えている。
    そのときはまだ抗がん剤投与中で、そのことばに実感がわかなかったんだけど、今、それがすごくわかる。
    がんに限らず、病気にかぎらず、働く意欲やスキルがある人が仕事を続けていける社会になるように、意識して仕事をしていこうと思った。


    それにしても、「普通の人はなにもない」っていうことばには、もうひとことだけ言いたい。
    「なにかがある」っていうのは、華やかなことをすることや仕事を続けることだけじゃなくて、家族との時間を大切にするとか、子どもの成長を見守るとか、家で最後を迎えるとか、ささやかな旅行に行くとか、そういうことだって「なにかがある」ってことだと思うよ。



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  • ハートネットTV 「シリーズ がんサバイバーの時代」2月にアンコール放送。
  • 昨年、9月に放送されたハートネットTV 「シリーズ がんサバイバーの時代」のアンコール放送が2月3日(月)からはじまる。

    以下はハートネットTVサイト、シリーズ第2回の説明より。

    「がんになった後、治療だけでなく、どう自分らしく生きるかを考える「がんサバイバー」の時代。シリーズ第2回は、「就労」の問題を考えます。
 医療の進歩と共に、がんを治療しながらも普通に社会生活を送り、働く意欲も能力もある人が増えています。しかし、社会の「がんになったら働けない」という根強いイメージの中で、職を失うなど就労の問題にぶつかるがんサバイバーが後を絶ちません。民間団体の調査では、働いていた人の4人に1人が解雇や依願退職で仕事を失っています。
 医療の枠をこえ、がんサバイバーの就労支援のためのワークショップを始めた病院など、最前線の現場を通して、がんになっても安心して働ける社会には何が必要なのか考えていきます。

    実は、わたし、この第2回に入院中に取材を受けた。
    入院していた病院で行っている就労支援のセミナーを取材のため、第1回にセミナーを受けた人に前取材をしたいということだったので、入院中で暇だったし、わたしが話すことでなにかお役にたてるなら…と受けることにした。
    最初は前取材だけのはずだったんだけど、1時間ほど話をしたら、あらためてカメラを回して取材をさせてほしいとのこと。
    最初は、名前も顔も出そうと思った。これを期にNHKを使ってカミングアウトしてもいいかなーと思った。

    でも、実際、職場でも3人にしか言ってないし、めんどうなので親戚とか実家方面の友だちにも言っていない。
    サバイバーの友人たちも職場で話していない、という人がほとんどだった。
    やっぱり、まだまだ普通に「わたし、がんなんですよー」と言える環境ではないんだよね。
    だって、半年前までは自分が偏見を持ってたんだもん。
    なので、まだまだ職場ですべてのことをオープンに話せるような環境じゃないんですーということも伝えたくて、仮名(わたしが考えた仮名じゃないよ)で、顔もわからないようにしてもらった。
    でも、やっぱり半分以上の気持ちは顔を出す勇気がなかったんだと思う。
    今、思えばちゃんと名前も顔も出してもらえばよかったな。
    まあ、未だに特定の人にしか言ってないんだけど。

    わたしが、この番組の取材を受けてよかったと思ったのは、自分の経験を話したことで、自分がこれからサバイバーとしてどう生きていくかが少しわかったような気がしたこと(このことはまたいずれ)。
    あと、サバイバーではない友人たちがこの番組を見てくれて、それまでのがんに対するイメージが変わったって言ってくれたこと。
    これはちょっとうれしかった。
    がんになっても、元気に自分らしく過ごしている人はたくさんいるんだよ、っていうことがわかってもらえてよかった。


    シリーズをとおしてとてもいい番組だったので、見逃した方はぜひ。
    ぜひ、シリーズとおして見てください。
    わたしももう一度、全回観ることにします。


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  • がんになっても仕事を続ける(その2)。
  • がんになって仕事を続けるかどうか。
    それは、その人のライフスタイルや考え方にもよるだろう。

    正社員であれば、療養給付を受けて休職するのもありだと思うし、蓄えがふんだんにあったり、働かなくてもいい状況であれば、無理に仕事をしなくてもいいのかもしれない。
    職場の状況が許すならば、これまでがんばってきたんだから、こんなときこそ休んでゆっくりしようって考える人もいると思う。

    わたしは派遣社員なので、休職というのはあり得ない。
    いったん契約を終了したら、治療が一段落したところで、その職場に復帰できることはたぶんめったにない。
    働かなければ治療も受けられないので、なんとか仕事を続けたかった。
    でも、それだけではなかった。
    なんとか仕事にしがみつく、っていう悲壮な感じはなかったんだよね。

    もし、仕事を辞められる状況だったとしても、仕事は続けたんじゃないかと思う。
    そんなに仕事好きじゃないんだけどね。基本的になまけものだもん。
    主治医に「今の生活をなるべく維持するようにね」って言われたのもひとつの理由。
    もうひとつは、仕事を休んで家にいたら、ほんとに病人になっちゃう気がした。
    きっとよくないことばかり考えて、くよくよしてたんじゃないだろうか。


    ちょっと話が違うけど、「3億円当たったらどうする?」みたいな話をするときに、「3億円あっても仕事は続けるよねえ」みたいな話になる。
    仕事をしなくなったら、ただの怠け者になっちゃう。

    仕事してるときは気がまぎれたから不安な気持ちも忘れることができたし、そんなに仕事好きでもないのに不思議と仕事に行くのが楽しかった。
    変人の上司と変人の同僚のことも、あんまり気にならず自分の仕事に丁寧に取り組むようになった。

    副作用もそれなりにあったし、からだがつらくなかったと言ったらうそになるけど、それでも仕事を続けることが、わたしにとっては副作用を軽減するひとつのツールだったように思う。

    でも、これって人それぞれだから、みんながそうしなくてもいいことであって、自分がいちばんいい状況をつくればいいんじゃないかな。
    でももし、これから化学療法を控えていて、仕事をどうしようか悩んでる人がいたら、一度、仕事を続けることをチャレンジしてみることをおすすめしたい。
    もし、強い副作用が出たらそのときは休めばいい、副作用が軽かったらラッキー、くらいに柔軟に考えて。
    職場の協力も必要だけど、そこはなんとか上司や同僚をまきこんで。

    自分がこの病気になるまでは、がんになっちゃったら仕事なんてできないと思ってた。
    去年まで、わたしが偏見を持ってる人だった。
    でも、自分がなってみてわかった。
    がんになっても仕事はできる。
    このことを理解してくれる職場が増えることをこころから願うし、サバイバーである自分が、よい状況に導けるよう行動したい、と思う。



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  • がんになっても仕事を続ける(その1)。
  • おととしの10月、新しい派遣先で働きだした。
    わたしの仕事は編集やデザイン、企画など。
    いろんな意味で不況やツールの変化で打撃を受けた業種だ。
    正社員になっても、会社が倒産したり(!)、プロジェクトが中止になったりして、このところなかなかうまくいかない。
    ベンチャー企業にも何社か正社員として採用されたけど、ベンチャーってほんとなんていうか、ダメなとこはとことんダメで、倒産までいかなくても危機感を感じてこちらから撤退していた。

    ここ数年は、人からの紹介でフリーで勤務したり、短期派遣でつないでいたりした。
    もうこの業界ダメかなーと思って、夏にヘルパー2級の資格をとったので、もうそっちの業界に転職しようかと思っていた。
    そんなとき、以前登録していた派遣会社から、ものすごくひさしぶりに仕事の紹介があった。
    ちょっと悩んだけど、やっぱり編集の仕事が好きだし、その派遣会社の仕事を受けることにした。

    まったく今まで接点のない専門技術誌の編集だったけど、まあ知識がなくても編集はできる。
    問題は上司がとてつもなく変人だったということ。
    変人なだけならいいけど、仕事もできなくて、どうやら職場ではお荷物らしい。
    そして、もうひとり長くいるかなり年上の派遣社員がいるんだけど、この人もかなり変人…。
    なので、みんな続かないらしく、前任者は3か月で辞めちゃったので引き継ぎもなし。

    誰も仕事を教えてくれないので、超能力をつかって(ウソです。超能力っていうか想像力で仕事したかも)なんとか仕事をこなし、仕事の流れを覚えたところで12月の確定診断。
    ちょうど3か月更新なので、病気のことを言ったらこれで契約打ち切られちゃうと思った。
    仕事なくなったら、路頭に迷う。
    こんなとき派遣社員って、全然ダメだ。契約切られたらそれでもうおしまい。
    がんって言われてショックだったけど、それと同じくらい、仕事がなくなったらこれからどうやって治療していけばいいのかっていう不安があった。


    とはいえ、これから検査で仕事も休まなくてはいけなくなるし、黙っておくわけにはいかない。
    覚悟して派遣会社の担当者に電話して、病気のことと医師からは治療をしながら仕事を続けられると言われたことを話した。
    派遣会社の担当者も親身になってくれて、なんとかしましょう、と言ってくれた。
    派遣会社の担当者が職場の役員に話してくれたところ、「変人の上司ともうまくやっているし、仕事もよくやってくれているので、続けられるなら続けて欲しい」と言ってくれたとのこと。

    あー、ちゃんと仕事しててよかった。
    変人の上司や変人の同僚に切れそうになったことが何度もあったけど、しばらくは我慢して続けてみようと思った甲斐があったと思った。
    しかも、変人の上司ですら、病院に行くのに協力してくれる体勢をとってくれると言う。
    なんとラッキーな。

    そんなこともあって、化学療法中、通院する以外はなるべく仕事を休まないでがんばろうと思った。
    派遣社員なんて契約期間が終わればいつでも切れるのに、続けさせてくれた職場に感謝。

    もし、この仕事を断って介護の仕事をしてたら仕事を続けられなかったと思う。
    ここでもわたしはラッキーをもらった。

    実は職場では今でも病気の詳細は、ふたりの役員と、わたしが信用しているふたりの女性しか知らない。
    去年わたしが、仕事しながら抗がん剤をしていたとか、手術をしたとか、ヅラだとか、誰も気づいていまい。
    ふふふ。


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